こんにちは。
北海道アマチュアゴルフ選手権の3日目が終了して、部活の後輩が可能性は薄いですが明日次第では日本アマに行けそうなところにいるので楽しみにしています。それと同時に自分も早く競技でゴルフしたいなと思っております。とりあえず8月まで我慢です。
部活の後輩が頑張っているので自分の部活の話の続きと練習方法。
地獄の1年目春合宿
前回の記事はこちら。
合宿まではぬるい部活動でしたが、合宿で体育会を見せつけられました。新入生はこの最初の合宿で半分くらいいなくなります。
1.とにかくスケジュールがひどい。
3:30 起床
3:40 ランニング
4:00 1ラウンド目ティオフ
8:00 1ラウンド目終了、休憩、買い出し
9:00 レンジで練習
12:00 休憩
13:00 レンジで練習
14:00 2ラウンド目
18:00 ラウンド終了、風呂、買い出し
19:30 ミーティング・翌日のラウンドの組み合わせ決め
21:00 就寝
今なら親から訴えられてもしょうがないレベルかと。合宿以外のラウンドも朝はこんな感じなので朝早く起きることだけは得意になりました(笑)。
2.ラウンド中の移動は全力で走る
普段のラウンドもそうですが、朝はお客さんのトップスタート30分前にハーフターンしないといけないのでむちゃくちゃ走ります。当然、ゴルフバッグを担いで回るのでむちゃくちゃきついです。自分が現役のときは3サムでだいたい1時間20分くらいが平均でした。朝はトップスタートの2サムだとお客さんのスタート前に1ラウンドできるのでもうハーフ行くことができますが、自分は在籍中これだけは嫌でトップスタートにならないでと願っていました(笑)。たぶん、球打ちを入れて1日3000kcal以上消費していると思います。
はっきり言ってこのやり方は考える気力がなくなるのでゴルフ上手くならないです。
3.1年生は最初の合宿は最終日までラウンド不可でレンジで練習
50年近く伝統でこうなっています。スケジュールで先輩方がラウンドしている間は朝は先輩のバッグをかついでキャディ、夕方はひたすら球を打つ感じです。夕方の球打ちは必ず監視要員の先輩がつくのでさぼれません。
とりあえず4日目までレンジで練習ですが朝から都合8時間くらい打ち続けるので初日で手の皮が剥けて、3日目くらいには手のひらを開くことができなかったのを覚えています(風呂で温めたら治りましたが)。ハードすぎてだいたい1年に1回ろっ骨を疲労骨折する1年生が出てきます。
4.上級生優遇のあおりをくらう
食事はコンビニで買うのですが、1・2年生が3・4年生の御用聞きをして買ってくる制度になっています。この御用聞きが大変で、まず手が痛くてメモも満足にとれないし、先輩方は疲れてへとへとで機嫌悪いところに物を間違ったりなかったりすると大変なことになります(暴力とかはないですが)。あと、御用聞きに注意がいって自分の分を買い忘れたことがあり低血糖で倒れかけたのを覚えています。
合宿の宿泊場所がゴルフ場の資材置き場で寝袋で寝るのですが(これだけでも結構な話ですが)、上級生はわりと整頓された平らなところで寝られますが、下級生は半分床が抜けてたり床がギザギザで痛いとかまともに寝られる場所が与えられませんでした。ただし、疲れてそんなことも言っていられないのでネズミが横切ろうが埃っぽいとか何だろうが就寝の21時までには寝ていました。上級生になり平らなところで寝られるようになると驚くほど快眠で感動した記憶があります。おかげで今ではどこでも寝られるようになりました。
後日、遠征で本州の大学の人に話を聞いたら、合宿はコテージに泊まるとか朝は6時からスタートとか別世界の話でしたが、うちの部活はお金かからないようにそうしているので仕方ないですね。
そんな感じで2日目の夜にはどうやって抜け出そうみたいな感じになりましたが、山の中なので逃げられず最後まで完走せざるをえませんでした。当時は年三回の合宿で毎回こんな感じだったので合宿のたびに5kg痩せて帰ってくる感じでした。振り返ってみれば相当むちゃくちゃだった気がします。
合宿から90を切るまでの練習したこと
ハードな合宿を経験して思ったのは「上手くならないと余計に体力を使うので体がもたない」ということでした。曲がったら総走行距離は長くなるし、打数が多いと余計に体を動かして体力を使うため「楽したいなら上手くなるのが手っ取り早い」と思いました。
そんなネガティブな動機で練習に励み6月初旬の合宿から2か月弱で100切り、90切りまでいきました。
100切るまではフルショットをしなかったのですが、さすがにそのままではいけないのでフルショットを練習しましたがなかなか当たりませんでした。ダフリとトップの繰り返しです。
当時、素人なりに考えたのは「ダフリとトップならトップの方が球が飛んでくれるから有利」ということでした。あたりまえですが、残り150ヤードのセカンドショットがダフって20ヤードしか飛ばないのとトップして180ヤード飛んだ場合、だいたい後者の方が有利になりますのでとにかく「ミスがトップになる」ような練習の仕方をしようと取り組みました。
この練習でセカンドショット以降ボールがほとんど飛ばないようなことがなくなってグリーンの近くまで行くことが多くなり、ボギーオン率が高くなってスコアがまとまるようになりました。
ゴルフはショートゲームが大事といいますが、グリーンに近くまでいくのに打数がかかったらどうしようもないので90を切るまではショットを磨くのが近道だと思います。ボギーオンすればそこからだいた3~4打で行けますのでボギーオン率をいかに高めるかが100や90の壁を破る秘訣かと思います。
ダフリ解消!ボールをマットの端に置く練習
ダフリをなくすためにこんな感じでマットの右端にボールを置いてひたすら練習しました。

当時、「この状態でしっかり球だけ打てればダフリはなくなるだろう」と思い2か月くらいずっとこんな感じでボールを置いて練習しました。真ん中にボールを置くとどうしてもダフリがわかりにくいですが、これなら〇×はっきりするし、×ならひどいことになるので非常に結果わかりやすいです。
当然ダフるとマットの手前に引っ掛かりマットが飛んでいきます。球だけ拾わないとマットばっかり飛んでいきますしクラブも折れます。ちょっとスパルタですがこの練習方法を続けて2ヶ月後くらいにはダフリの確率が大幅に減りました。効果は大きかったと思います。
あと、上達していくとヘッドの入りが良くなってアプローチでハーフトップ目に入ったときに適度にスピンがかかるようになり、通常のインパクト時と結果があまり変わらなくなりました。ハーフトップ目が結果的にミスにならなくなりアプローチが安定してきました。当初はダフリ解消が目的でしたが、副産物としてアプローチの安定性にも貢献した練習になりました、
この練習は注意点は以下の通りです。
1.マットの端とボールの間は1.5cmくらい空ける(ソール幅は空ける)
端ぎりぎりに置くと、マットの方が少し高く少しあおって打ってもクリーンに打てますので良くないです(マットの高さ分ティーアップしている状態)。少し感覚を空けてマットの音がしたら少し手前から入ったという感じでチェックしていくのが良いかと思います。初心者の方は恐怖心もあるのでもっと間隔を空けると良いです。自分は最初5cmくらいから始めました。
2.右足体重寄りになるので注意
右足がマットからはみ出てマットより低いところにあるので右足寄りに体重がかかりやすくあおり打ちになりやすいのでいつもより左足体重を意識しましょう。
3.最後はマットの左端に置いてチェック
マットの左端において打つとマットの音が振れた時点で手前から入っていることがわかりますので練習終了時のチェックに良いと思います。
コンタクトしたときにボールの音だけする感じが出ていればOKです。欲を言うならボールの先にヘッドが接地するようなダウンブローが良いですが最初はまず「ボールだけを打つ」感覚を養う方が上達が早いと思います。
あと、体は両足の幅からはみ出ない程度に体重移動するのと昨日紹介した「右手首の角度を維持する」のを意識するとハンドファーストが保ててうまくいきやすいです。
そんな感じで、最初の合宿を乗り切りゴルフも少しずつ上手になり楽しくなってきたところでしたが、7月末の夏合宿が春合宿以上につらくて初めて辞めようかなと思いました。ゴルフも体育会もそんなに甘くはなかったです。続きはネタがない時に書いてみます。
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